2004年01月01日

卵巣通過刺激症候群(OHSS)

排卵誘発剤は無排卵症に極めて有効ですが、
時にHMG―HCGによる排卵誘発に伴い卵巣が腫大したり、腹水がたまる等の症状がでます。

これを卵巣通過刺激症候群(Ovarian Hyperstimulation Syndrome:OHSS)と呼びます。

hMGで卵巣を刺激した後、hCGをを投与すると卵巣は排卵後の黄体期にhCG の刺激が持続し、それによって中小の卵胞が増大し卵巣腫大を起こし、OHSSを発症します。

体外受精では、たくさんの卵胞を取る為にホルモンが過剰となる為
OHSSを起こす可能性が高い。
特に採卵によって10個以上の卵子が採れるような人ではOHSSになりやすい。

しかしOHSSの発生が妊娠の成立にマイナスに作用することはなく、
むしろOHSSを起こすような人は妊娠しやすいとも言われる。

もしOHSSが起こってしまった場合、
妊娠しなければOHSSは、まもなく自然消退するが、
妊娠が成立するとOHSSの症状が長く続いてしまう傾向にある。
そのような場合でも、入院して充分な栄養管理(点滴)していれば
特別な治療をしなくても次第に病状は軽くなり、最終的には自然治癒する。


OHSSが重くなると血液循環動態にも影響を与え、
時には血栓症や呼吸障害を起こすことがあります。
OHSSは放置せず 必ず主治医に申し出ること。
posted by ANNA at 00:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊治療用語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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